ベースメント・ジャックス(Basement Jaxx)は、フィリックス・バクストンとサイモン・ラトクリフの2人からなる、イギリス・ロンドン出身のエレクトロニック・ミュージック・ユニットです。1994年にブリクストンで結成され、自身が主催した伝説的なクラブイベント「Rooty」を通じて、ダンスミュージックシーンにその名を轟かせました。
彼らの音楽の最大の特徴は、ハウス・ミュージックを基軸にしながらも、ファンク、ソウル、パンク、ラテン、ヒップホップ、さらにはラガまでを飲み込んだ、圧倒的な折衷主義と遊び心にあります。1999年のデビュー・アルバム『Remedy』は、「Red Alert」や「Rendez-Vu」といったヒット曲を生み出し、瞬く間に世界的な成功を収めました。続く2001年のアルバム『Rooty』では、「Where's Your Head At」が世界的にバイラルなヒットを記録。2003年の『Kish Kash』は、グラミー賞の最優秀電子音楽/ダンス・アルバム賞を受賞するなど、批評家からも高い評価を得ています。
彼らは単なるDJユニットではなく、多くのボーカリストやパフォーマーを起用した、色彩豊かでカオスなエネルギーに満ちたライブ・パフォーマンスでも知られています。その独創的で多幸感あふれるサウンドは、90年代後半から現在に至るまで、ダンスミュージックの可能性を広げ、多くのアーティストに影響を与え続けています。